C・ロナウドはなぜ一流に? マンU時代のコーチ指摘「やりたがらなかったものもあったが…」

マンU入団当時のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
マンU入団当時のクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

日々のトレーニングに全力で取り組み、多くのアドバイスを求めた若き日のロナウド

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)と並び、世界のトッププレーヤーと称されるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)は、35歳にしてなお超一流であり続けているが、その成功の秘訣は貪欲な向上心にあったようだ。ロナウドがマンチェスター・ユナイテッド在籍時、同クラブでアシスタントコーチを務めていたマイク・フェラン氏が、スペイン紙「マルカ」に当時の様子を明かしている。

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 2003年8月にポルトガルのスポルティングCPからユナイテッドに移籍した時、ロナウドはまだ若手の有望選手の1人に過ぎなかった。それでも同選手は、フェラン氏曰く「乾いたスポンジのようだった」というほど日々のトレーニングに全力で取り組み、スタッフに多くのアドバイスを求めたという。

 ただ、ロナウドは周囲の意見にいつも耳を傾けていたわけではなく、フェラン氏は「我々が彼に求めたことの中には、やりたがらなかったものもあった」と、当時の様子を明かしている。コーチ陣はロナウドにチームプレーヤーになるように求めたそうで、当初は拒否反応を示していたものの、最終的にその意見を受け入れるようになったようだ。

 プレーの幅を広げたロナウドは、その後ユナイテッドでレギュラーの座をつかみ、2008-09シーズン終了後にレアル・マドリードへ移籍するまでの6シーズンでプレミアリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝1回を経験。個人としても公式戦通算292試合で118ゴールを記録し、世界トップクラスの選手へと成長していった。

「たくさんの人たちがロナウドに影響を与えてきたと思うけど、彼に対して最も影響力があったのは彼自身だよ。あのやる気はファンタスティックだった」とフェラン氏。自分の考えとは違う意見にも耳を傾け、さらにそれが成長のために必要だと考えれば積極的に取り入れる――。そうした飽くなき向上心が、ロナウドを世界最高のプレーヤーに育て上げたのだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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