エース候補の堂安律、東京五輪延期も「僕はポジティブ」 「辛かった」と明かすことは?

U-23日本代表の堂安律【写真:浦正弘】
U-23日本代表の堂安律【写真:浦正弘】

五輪延期を受けて自身のインスタグラムでコメントを発表

 東京五輪は24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて今夏の開催が1年程度延期されることが決まった。すでにA代表の主力で、U-23日本代表のエース候補として活躍を期待されていたオランダ1部PSVに所属するMF堂安律は、自身の公式インスタグラムを更新。東京五輪の延期を受けて、自身の思いを吐露した。

 今夏開催予定だった東京五輪はこの日、安倍晋三首相とIOCのトーマス・バッハ会長が電話会談を行い、1年程度延期する方針で決定。U-23日本代表を率いる森保一監督は、「東京五輪開催時によりパワーを持って臨めるよう、これまで積み重ねたものをさらに積み上げていきます」と決意を新たにしていた。サッカー界では同じく今夏に行われる予定だった欧州選手権(EURO)やコパ・アメリカの来年への延期がすでに決まっていた。

 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスだが、現在は各国のリーグ戦をはじめ、国際試合なども中断。U-23日本代表が3月に臨む予定だった国際親善試合も、27日に予定されていた南アフリカ戦、30日のコートジボワール戦も中止となった。今回の強化試合は国際Aマッチ期間に行われるため、A代表の常連である堂安やMF久保建英(マジョルカ)、DF板倉滉(フローニンゲン)らの招集も可能で、貴重な強化の機会となる予定だった。だが、それだけでなく、五輪本番が延期となってしまった。

 これを受けて、堂安は自身の公式インスタグラムでコメントを発表。動画で「【東京オリンピック延期について】」と題し、メッセージを投稿した。

「五輪の延期が決定したということで、先ほど僕もニュースで知って、一つは五輪のために準備してきたということもありましたし、そのためにトレーニングも積んできたので、少なからず驚きはありました。それと同時に欧州で僕は暮らしていて、おそらく今は欧州のほうが深刻な状況になっているなかで、僕は今2週間ほど自宅で待機している状況で、五輪がどうなるかも分からず、待機しているのは辛かった」

 オランダでもリーグ戦が中断。選手は自宅待機を命じられているなか、五輪開催が不透明な状況は精神的にも厳しいものだったという。その状況から延期が決まったことで、堂安は前向きに考えているようだ。

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