チェルシー、レンタル移籍制限の新ルール“抜け穴”を探る “育成用”クラブを買収か

チェルシーが期限付き移籍の制限に“対抗措置”を考えているようだ【写真:Getty Images】
チェルシーが期限付き移籍の制限に“対抗措置”を考えているようだ【写真:Getty Images】

完全移籍させるためにスコットランドのクラブを買収?

 FIFAは来シーズンからのレンタル移籍に関して制限を設ける方針を固めた。そのなかで、イングランドの名門チェルシーはその対抗措置を考えているようだ。数多くの選手をレンタル移籍させているチェルシーはスコットランドのクラブを買収して、これまでレンタルで放出していた選手をそのクラブに完全移籍させて育成しようとしていると、英誌「ザ・サン」が伝えている。

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 FIFAは先月27日に、来シーズンから国際レンタル移籍について規制を設ける方針であることを発表。22歳以上の選手による国際レンタル移籍は、1シーズンにつき貸し出しと獲得がそれぞれ8回までと制限を設ける。また、2022-23シーズンからはその回数をそれぞれ6回とし、段階を踏んで回数、期間、年齢などを制限していくようだ。

 チェルシーは、現在28人の選手をレンタル移籍で貸し出している。FIFAのルールに従うならば、来シーズンはじめには10人近くの選手を完全移籍にて放出しなければならなくなる。そこで、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏を中心とするクラブの幹部は、ルールの抜け穴を探り出して動き始めているという。

 チェルシーはスコットランドのクラブを買収して、その傘下となったクラブに所属選手を移籍させてしまおうと目論んでいるようだ。それは、これまでのようなレンタル移籍ではなく形式上は完全移籍させ、トップクラスで通用するレベルになったら買い戻すというオプションを付加するという。これまでのチェルシーはレンタル移籍という形で選手を育成してきたが、FIFAの新ルールを遵守できる若手の育成を目的としたクラブを作り上げるつもりでいるようだ。

 現在、チェルシーはスコットランドにめぼしいクラブを見つけているようだが、実現のために障害が発生しないかどうか確認をしている段階に入っているという。もしも、この方法がFIFAの新ルールに抵触しないようなら、他のビッグクラブも同様の策を講じることだろう。そうなると、国内外を問わずビッグクラブの傘下クラブが多数できあがることになるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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