リバプールを取り巻く“サブの明暗”に英紙注目 「南野はヒントを残した」「オリギは悪癖が…」

チェルシー戦で共にスタメン出場したMF南野拓実とFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】
チェルシー戦で共にスタメン出場したMF南野拓実とFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】

南野は「暗い夜をわずかに照らす光」、オリギは「乏しいプレー判断が多すぎる」

 リバプールは現地時間3日、FAカップ5回戦でチェルシーと対戦し、0-2で敗れた。日本代表MF南野拓実は先発フル出場を果たしたが不発。英地元紙は「オリギは悪癖が続いており、南野はヒントを残した」と見出しを打ち、ベルギー代表FWディボック・オリギを糾弾している。

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 リバプールは2月29日に行われたプレミアリーグ第28節ワトフォード戦で0-3と衝撃の完敗を喫し、リーグ18連勝、無敗記録44試合が途絶えた。過密日程を強いられるなかでチェルシー戦は主力のおよそ半数を休ませ、3トップの最前線に南野を配置。右ウイングにセネガル代表FWサディオ・マネ、左ウイングにオリギが入った。

 前半13分に先制点を与えて1点ビハインドで迎えた前半20分、右サイドからのクロスをゴール前で受けた南野は絶好の機会を得たが打ち切れず。こぼれ球をマネ、オリギ、MFカーティス・ジョーンズがたて続けにシュートを放つも、相手GKケパ・アリサバガラの怒涛のセーブに阻まれてしまう。

 後半19分にも追加点を許し、無得点のまま敗戦。南野はフル出場を果たしたものの、不発に終わった。そんななか、英地元紙「リバプール・エコー」は「オリギは悪癖が続いており、南野はヒントを残した」と見出しを打ち、南野について「この日本人が本領を発揮するのは来季になるだろうが、彼の勇気付けるパフォーマンスは暗い夜をわずかに照らす光となった」と称えている。

 一方、オリギに関しては「イライラさせた」と取り上げ、「断続的なプレーは助けにならず、チェルシー守備陣との“腕相撲”では時たま勝っていたが、求められていないトレードマークとなるような乏しいプレー判断があまりに多すぎる」と糾弾。「(ティモ・)ヴェルナー加入の噂が飛び交うなか、オリギは放出の危機にないと証明する必要がある」と警鐘を鳴らしていた。

 昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のトッテナム戦(2-0)でオリギは貴重な2得点目を決めて欧州制覇に貢献したが、今季は公式戦5ゴールにとどまっており、途中出場で攻撃のテンポを止めてしまうケースが多発している。今夏にRBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナー獲得の可能性が取り沙汰されているだけに、長引いているオリギの不振は退団に直結する可能性もありそうだ。

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