ACLは「優勝を目標に設定せず」 神戸大物DFが語る“助っ人の難題”「欧州人にとっては…」

ヴィッセル神戸のDFラインに欠かせない存在のDFトーマス・フェルマーレン【写真:高橋学】
ヴィッセル神戸のDFラインに欠かせない存在のDFトーマス・フェルマーレン【写真:高橋学】

ベルギー代表DFフェルマーレンはACLに慎重な姿勢「予想できないことがある場合は…」

 ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンは昨夏にヴィッセル神戸へと加入し、3バックの一角として昨季の天皇杯優勝に貢献。チームは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にしたが、フェルマーレンはインタビューで「優勝、または何か成し遂げなければならない、というような特定の目標を設定していない」と答えている。

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 神戸は課題とされていた守備を改善するための改革として、アーセナルやバルセロナで活躍したフェルマーレンを獲得した。チームは昨季天皇杯で優勝を達成。クラブ初のタイトルを手にし、8日に行われた富士ゼロックス・スーパーカップではJ1リーグ王者横浜F・マリノスと3-3の激しい打ち合いの末、PK戦で勝利を収めている。

 新シーズンで上々のスタートを切った神戸は12日にACLグループステージ初戦でマレーシア1部のジョホール・ダルル・タクジム(JDT)との対戦を控えているが、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は「フェルマーレンが主張。神戸は自信に満ちているが、JDTとの対戦を前に目標を設定せず」と見出しを打ち、AFCサイトが掲載したベルギー代表DFのインタビューを紹介している。

「優勝、または何か成し遂げなければならない、というような特定の目標を設定していない。1試合1試合を戦い抜いたうえでどこまで行けるのか見極める必要がある」と慎重な姿勢を示し、欧州からやってきた助っ人としての難しさを指摘している。

「欧州から来た場合は、対戦相手の全てのチームが基本的に自分たちの情報を把握している。毎日テレビで見ているわけだからね。でも、欧州人にとっては、アジアのチームを見ることはない。予想できないことがある場合は、細心の注意を払う必要がある」

 外国籍選手枠もJリーグとは異なるため、神戸の戦い方も変わる。アジア屈指のタレント軍団としてACLで旋風を巻起こすことができるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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