名将ペップ、“宿命”を背負う好敵手モウリーニョを擁護 「ジョーダンも負けのほうが多い」

マンチェスター・シティのグアルディオラ監督(左)とトッテナムのモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督(左)とトッテナムのモウリーニョ監督【写真:Getty Images】

トッテナムを率いるモウリーニョに「大きなリスペクトを持っている」と言及

 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、バスケットボール界のスーパースターであるマイケル・ジョーダン氏を引き合いに、ライバルであるジョゼ・モウリーニョ監督を擁護した。英紙「インデペンデント」が報じている。

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 グアルディオラ監督とモウリーニョ監督は、それぞれバルセロナとレアル・マドリードを率いていた当時からライバル関係にあった。それは、彼らがマンチェスターのクラブを率いることになってからも変わらなかった。

 しかし、2018年12月にモウリーニョ監督はユナイテッドの監督を退任し、ポルトガル人指揮官は評価を落とすこととなった。そのモウリーニョ監督が率いるトッテナムとの試合を前に、グアルディオラ監督はライバルを擁護した。

「監督としてあれだけの経験を持つジョゼの価値は、たった1シーズンで判断されるべきではない。彼の15年間、20年間のキャリアを見るべきだ。私たちは直近の試合でも評価される。だが、私は同僚を1シーズンで判断しないようにしている。そのほうが価値が分かるからね。良い時もあれば、悪い時もある。建て直すことも必要だ。15年から20年、彼は最前線にいた。それはリスペクトされるべきだ。最前線にい続けることは、最も難しいことだからね」

 そしてバスケットボール界のスーパースターを引き合いに出して、理解を求めた。

「多くのタイトルを獲得して、その後、タイトルを獲得できなくなったら、人々は落ちぶれたと考えるかもしれない。でも、スポーツでは、勝利することよりも、負けることのほうが多い。マイケル・ジョーダンはNBAで6度のタイトルを獲得した。そんな彼らでもタイトルを勝ち取れず、負けることのほうが多かった。でも、彼は史上最高のアスリートだ。常に前進し、努力をしなければいけないんだ」

 時に対立しているように見える両者だが、「彼がそのキャリアで成し遂げてきたことに、常に大きなリスペクトを持っている。時に問題が起きることもあるけれど、それも私たちの仕事の一部だ。それだけのことだよ」と、グアルディオラ監督は説明する。

 シティの監督に就任してからも、プレミアリーグ2連覇や国内4冠の偉業を成し遂げているグアルディオラ監督にとって、現在もモウリーニョ監督は無視できない存在であり続けているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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