「クレイジーなくらい…」 南野の“闘志”をクロップ絶賛「期待通りのスーパーボーイ」

リバプールのユルゲン・クロップ監督(右)とMF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督(右)とMF南野拓実【写真:Getty Images】

ウルブス戦翌日の会見で南野を再び称賛 「我々が求めていた選手そのもの」

 日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは、現地時間26日のFAカップ4回戦で3部のシュルーズベリーと敵地で対戦する。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は24日に記者会見に臨み、前日の23日にプレミアリーグデビューを果たした南野を絶賛している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

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 1月1日付けでリバプールに加入した南野は、5日のFAカップ3回戦エバートン戦(1-0)で公式戦デビュー。続く11日の第22節トットナム戦(1-0)、19日の第23節マンチェスター・ユナイテッド戦(2-0)ではベンチ入りするも、リーグ戦デビューはお預けとなっていた。しかし、3試合連続のベンチ入りを果たした23日の第24節ウォルバーハンプトン戦で、思わぬ形でその瞬間が訪れる。1-0で迎えた前半31分過ぎ、セネガル代表FWサディオ・マネが負傷を訴えて自ら交代を要求。この緊急事態で南野は声をかけられ、クロップ監督からの指示を受けて同33分、プレミアリーグのピッチへ初めて足を踏み入れた。

 南野は左サイドに配置されたが、後半からは右サイドハーフにポジションを変更。後半6分にカウンターから失点し同点に追いつかれたリバプールだったが、同39分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが決勝点を奪い、難敵ウルブスに2-1と勝利している。

 クロップ監督はFAカップ4回戦に向けた記者会見で、「昨日は彼にとって、大きな一歩だった。このようなゲームはどんな選手にとっても、輝いたり、有名になるためのものではない。彼はスキルを披露したわけではないが、メンタリティーを見せた。クレイジーなくらいにファイトし、ギャップを埋めていた」と、緊急出場という難しい状況のなかで、メンタル面での強さを見せたと称えた。

 さらに「素晴らしいスタートだった。彼は我々が期待していた通りのスーパーボーイであり、スーパープレーヤーだ。しっかりとプレーしていたし、彼は準備ができていた。我々が求めていた選手そのもので、今、彼は我々の選手だ」と称賛の言葉を惜しまなかった。中2日の日程で迎えるシュルーズベリー戦だが、果たして南野に出番は訪れるのだろうか。

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