広島加入の“浅野弟”、定位置取りへ描く理想像 「メッシみたいに分かっていても…」

兄も在籍していたサンフレッチェ広島で新シーズンをスタートさせるMF浅野雄也【写真:Football ZONE web】
兄も在籍していたサンフレッチェ広島で新シーズンをスタートさせるMF浅野雄也【写真:Football ZONE web】

浅野雄也は補強テーマに掲げた「ギアアップ」の重要なパーツの1人として期待

 サンフレッチェ広島は11日、5人の新加入選手を迎えて記者会見を行った。そのなかでもひと際目を引くのがMF浅野雄也だろう。かつて同じく広島に在籍し、現在は海外でプレーする日本代表FW浅野拓磨(パルチザン)の実弟。「小さい頃から、ずっとタクには負けたくないというのはありました」と振り返る。

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 浅野家7人兄弟(6男1女)の四男である雄也は、四日市四郷高を経て大阪体育大へ進学。昨季J2水戸ホーリーホックに加入し、シーズン途中に広島への完全移籍(2019シーズンは水戸に期限付き移籍の形で引き続き在籍)が決まった。

 “ジャガー”の異名を取る三男・拓磨と同様、雄也自身もスピードを武器とするが、足もとの技術に関しては「小さい時からずっと(拓磨よりも上の)自信があります」と言い切る。足立修強化部長も「印象的には爆発的なスピードは拓磨のほうがあるけど、上手くてセンスを感じる」と語り、補強のテーマに掲げた「ギアアップ」の重要なパーツの一つとして期待を寄せる。

 高校まではセンターフォワードだったが、大学からサイドアタッカーに転向した。左利きだけに、現在世界最高の選手と言われるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのプレーは参考にする部分があるという。

「左利きの選手の映像はよく見ますね。特にメッシは身長も僕と同じ(170センチ)で左利き。僕もずっと身長が低かったので、ボールの持ち方とかはイメージしている部分はあるのかもしれないです」

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