欧州が認める「5人のキャプテン翼」を伊メディア紹介 リバプール南野ら日本人3選手も選出

(左から)「欧州5人の“キャプテン翼”」として紹介された中田英寿氏、MF南野拓実、DF長友佑都【写真:Getty Images】
(左から)「欧州5人の“キャプテン翼”」として紹介された中田英寿氏、MF南野拓実、DF長友佑都【写真:Getty Images】

南野拓実は「プレミア覇者となるチャンスを得た」 長友佑都と中田英寿の名前も

「キャプテン翼」は日本人サッカー少年を題材にした漫画だが、ヨーロッパ各国でも絶大な人気を誇っている。イタリアのサッカー専門メディア「ヌメロ・ディエス」は「欧州ビッグクラブに所属したアジア人選手は少なくないが、“正真正銘のキャプテン翼”はほんのわずかしかしなかった」と主張し、5人のアジア人選手を紹介している。

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「キャプテン翼」は世界一のサッカー選手になることを夢見た日本人少年のサクセスストーリーで、後にアニメ化されて国内外を問わず多くのサッカー少年たちに影響を与えている。主人公である大空翼は欧州サッカー界で活躍するが、多くのアジア人が同じ道をたどることとなった。

 そのなかで「ヌメロ・ディエス」は「欧州5人の“キャプテン翼”」と題して、5選手を紹介。1人目に挙げた選手は、リバプールへの移籍が決まった日本代表MF南野拓実だ。セレッソ大阪からレッドブル・ザルツブルクを経由してアンフィールドにたどり着いた南野を、「プレミアリーグの覇者となるチャンスを得た」と紹介。同メディアは「ユルゲン・クロップ監督の下でプレーの深さと幅を広げるだろう」と指摘している。

 南野の他に“正真正銘のキャプテン翼”と言える日本人選手としては、ガラタサライの日本代表DF長友佑都とセリエAを中心に活躍した元日本代表MF中田英寿氏が紹介されている。

 長友については「日本の真のアイコン」と称して、イタリアでの功績を紹介。さらに、新装された「キャプテン翼」のアニメで本人役として声優を務めたエピソードを伝え、「本物のキャプテン翼を知る唯一の選手」であることを称えている。

「セリエAで最初に成功したアジア人選手」と称された中田氏については、外国人枠に悩まされた経緯に言及しつつ、イタリアでの成功を伝えている。「名声を得たにもかかわらず謙虚な選手で、落ち着きのあるキャプテン翼だった」とされた。

 日本人以外では、トットナムの韓国代表FWソン・フンミンとマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元韓国代表MFパク・チソンが挙げられた。ソン・フンミンについては「現在と過去において、史上最も強いアジア人ストライカー」と伝え、パク・チソンについては引退後の支援活動を取り上げて“謙虚なキャプテン翼”と紹介している。

「キャプテン翼」の連載が始まった40年ほど前とは違い、現在では多くのアジア人選手が欧州を舞台に戦っている。空想すら上回るような選手が現れるのも間近なのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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