新鋭FW獲得のドルトムント、過去の“掘り出し物”にスペイン紙注目 価格10倍で売却の選手も

現在それぞれの場所で活躍する(左から)オーバメヤン、デンベレ、レバンドフスキ【写真:Getty Images】
現在それぞれの場所で活躍する(左から)オーバメヤン、デンベレ、レバンドフスキ【写真:Getty Images】

レバンドフスキ、オーバメヤンら錚々たる顔ぶれ デンベレは約10倍の価格で売却

 ドイツ1部のドルトムントは29日にレッドブル・ザルツブルクからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを4年半契約で獲得したと発表した。メガクラブが熱視線を注いだタレントを“バーゲン価格”の2200万ユーロ(約27億円)で補強。こうした移籍市場での立ち回りの上手さをスペイン紙「マルカ」が特集している。

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「ボルシア・ドルトムントの掘り出し物(バーゲン)たち:オーバメヤン、レバンドフスキ、ロイス、デンベレ、その他大勢」

 同紙は過去数年に渡るドルトムントの補強についてこのように報じた。新たな才能の発掘や育成に定評あるドルトムントは、強豪クラブが時に100億円単位のビッグネーム獲得を行うなか、低予算でも確かな補強を実現させている。

 その代表格ともいえるのが2010年にレフ・ポズナンから引き抜いたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキだろう。当時は無名だったストライカーの移籍金はわずか475万ユーロ(約5億8000万円)だった。その後、レバンドフスキは2013-14シーズンにはブンデスリーガ得点王に輝くなどチームのエースとして活躍。バイエルン・ミュンヘンに移籍した今では世界屈指の点取り屋としての評価を確立した。

 2009年にバイエルン・ミュンヘンから完全移籍で加入した元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスもまたバーゲン価格で加入し、主軸選手となった1人。420万ユーロ(約5億1000万円)で加入し、2016年には3500万ユーロ(約43億円)でバイエルンへ売却することに成功している。

 その他にもわずか2011年に400万ユーロ(約4億9000万円)で獲得したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンは、5年後に2700万ユーロ(約33億円)でマンチェスター・シティに移籍。また、同年に550万ユーロ(6億7000万円)で獲得したクロアチア代表FWイヴァン・ペリシッチは2年後にヴォルフスブルクに800万ユーロ(約9億8000万円)で売却した。

 これだけでは終わらない。ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは2013年に1300万ユーロ(約16億円)でドルトムントに加入したが、2018年1月にアーセナルへ移籍した際の移籍金は6370万ユーロ(約78億円)と大きく跳ね上がった。

 フランス代表FWウスマン・デンベレはさらに驚きのケースで、2016年夏に1500万ユーロ(約18億円)で加入した後、1年後にはバルセロナへ1億2500万ユーロ(約153億円)で移籍。その価値は約10倍となった。

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