17歳西川潤が「世界のヤングスター24人」に選出 「優れた状況判断や突破力が目を惹く」

「世界のヤングスター24人」に選出された桐光学園高の西川潤【写真:Getty Images】
「世界のヤングスター24人」に選出された桐光学園高の西川潤【写真:Getty Images】

独サイトが特集、久保に次ぐ日本の才能として紹介

 ドイツ移籍専門サイト「トランスファーマルクト」が、「世界のヤングスター24人」を発表。日本からはU-17日本代表として今年10月末から開催されたU-17ワールドカップ(W杯)に出場し、来季のセレッソ大阪加入が内定しているMF西川潤(桐光学園高)が選出された。

 2017年版の同企画に選ばれた日本代表MF久保建英は、今年6月に18歳となりFC東京からスペインの名門レアル・マドリードに移籍。今季はリーガ・エスパニョーラのマジョルカに期限付き移籍し、経験を積んでいる。同サイトも「バルセロナの下部組織ラ・マシアで育てられた“世紀の才能”」と紹介しており、日本から「同じくらい注目を集めるような若手選手はなかなか出てこなかった」としていた。

 そうしたなか、桐光学園高の西川が今年度版の「世界のヤングスター24人」に選出された。「トランスファーマルクト」はまず、これまでの国際舞台でのキャリアに触れており、18年のU-16アジア選手権決勝のタジキスタン戦で決勝ゴールを決め、大会MVPに輝いたことを紹介。この活躍により、ブンデスリーガのレバークーゼンからトライアルに招待されると、今年5月から6月にかけてポーランドで開催されたU-20W杯にも出場した。

 また西川のプレーについては「ラストパスをスペースに送るための優れた状況判断、サイドでの突破力やボールコントロールの精度の高さ。それらは年代別代表の国際大会でも証明されており、目を惹く強みとなっている」と評価。その一方で、身長は180センチと久保よりも背が高いものの、「欧州トップリーグで戦うにはフィジカルをさらに強靭なものとしなければならない」と指摘している。

 来季からのC大阪加入が内定している西川は、すでに特別指定選手として今季Jリーグデビューを果たしている。同サイトは「西川をすぐにヨーロッパへ送り出すことにはならないだろう」としているものの、近年は日本人の若手に対し欧州5大リーグ以外からの関心が高まっていると指摘。西川がどのタイミングで欧州へ渡るのか、海外も注目しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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