大迫敬介、“急造チーム”の守護神として持つ自覚 「上手くいかない部分」への対処法は?

トレーニングを行う日本代表GK大迫敬介【写真:Football ZONE web】
トレーニングを行う日本代表GK大迫敬介【写真:Football ZONE web】

E-1香港戦に向け、声を出して守備陣をまとめる意識を持つ

 森保一監督率いる日本代表は現在、韓国・釜山で開催されているE-1選手権に参加している。10日の初戦では中国に2-1の勝利。14日に第2戦の香港戦を控え、13日には釜山市内で前日練習を実施した。東京五輪世代の守護神を務めるGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)は「最後にゴールを割らせない意識はチームとしてある」と語り、香港戦を展望している。

 日本は今大会に国内組のみのメンバーで臨み、23人中14人が22歳以下の東京五輪世代の選手とフレッシュな顔ぶれとなった。中国戦では3-4-2-1システムを採用し、FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)、DF三浦弦太(ガンバ大阪)の代表初ゴールでリードを奪うと、終盤に1点を返されながらも2-1の勝利。重要な初戦で勝ち点3を手にしている。

 7日のJ1リーグ最終節から続く過密日程ということもあり、森保監督は香港戦での大幅なメンバー変更を示唆。中国戦ではGK中村航輔(柏レイソル)が守護神を務めたが、第2戦では大迫か小島亨介(大分トリニータ)の出番が訪れそうだ。

 13日の前日練習を終えた大迫は「前回の試合もベンチから見ていて、自分が出たらどういうことをするのかは頭の中でイメージしながら見ていました」と“準備万端”であることを強調。「常に試合を意識しているので、チャンスがあればしっかりと発揮したい」と意気込みを口にした。

 今大会はただでさえ急造チームなうえ、Jリーグ最終節から連戦となっていて調整の時間が少なく、連係面にはどうしても不安を残す。中国戦では中村が90分間、大きな声を出し続けて守備陣の細かな修正に腐心していたが、大迫もその必要性を自覚。次のように展望している。

「上手くいかない部分も間違いなくあると思うんですけど、最後にゴールを割らせない意識はチームとしてある。変なボールの失い方をした時にどこに戻るのか、ファーストディフェンスを誰がするのかは、自分を中心にしっかりと声を出して、常にオーガナイズしていきたいと思います」

 香港の映像を見ての印象は「カウンターが速いチーム」。リスク管理やカウンター対応に意識を割く一方で、「自分がボールを奪った時は、相手も前掛かりになっている。手薄になっているところに対して、自分の肩の強さやキックの精度でチャンスを作れれば」と抜け目なくチャンスをうかがうことも明言した。守護神として攻守両面で力を発揮し、勝利への道筋を照らしたい。

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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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