「2019年監督トップ10」 2カ国の名将が席巻、プレミアで王座を争った2人が首位争い

左からシメオネ、グアルディオラ、クロップ、ポチェッティーノ、テン・ハーグ【写真:Getty Images】
左からシメオネ、グアルディオラ、クロップ、ポチェッティーノ、テン・ハーグ【写真:Getty Images】

数種のプランを持って試合に臨む優秀な監督 昨年ランク外からトップ10入りも

 ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」の発表を12月2日に控えるなか、米スポーツ専門局「ESPN」は世界最高の選手と監督を独自に選出した。ポジション毎に分けられ、それぞれトップ10形式で発表されたが、併せて監督のトップ10も発表されている。

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 サッカーの試合は混乱を引き起こすが、優れた監督は全体像を見てプランAが機能しない時でもパニックにはならず数種類のプランを持っていると、監督について説明している。優秀な監督は、大きなエゴや大きな才能を持つチームを感情の起伏を抑えて手助けし、幸福と調和を維持する。その目的を約束できるのが優秀な監督として定義している。

【監督のトップ10】
第10位:マウリツィオ・サッリ(ユベントス/イタリア/60歳)
 1月で61歳になるサッリ監督は、前年の5位から順位を落とした。難しいシーズンであったにもかかわらず、最終的に、チェルシーでUEFAヨーロッパリーグ(EL)を獲得したことが評価されたようだ。

第9位:ジャメル・ベルマディ(アルジェリア代表/アルジェリア/43歳)
 7月のアフリカ・ネーションズカップでアルジェリア代表を優勝に導いた名将は、圏外からランクインした。パリ郊外で生まれたベルマディ監督は、水面下でチームに規律を教え込んだと評されている。

第8位:マルセロ・ガジャルド(リーベルプレート/アルゼンチン/43歳)
 1月で44歳を迎えるガジャルド監督が、ランク外からトップ10入り。クラブにコパ・リベルタドーレスのタイトルを2度もたらしており、決勝戦で敗れたものの今季もファイナリストとなった功績が評価。

第7位:カルロ・アンチェロッティ(ナポリ/イタリア/60歳)
 前年8位だったアンチェロッティ監督は、ナポリを率いてユベントスに次ぐ2位でシーズンを終えた。しかし、今季は出遅れてしまい、選手やファン、移り気な会長の間で緊張の渦中にいると説明している。

第6位:マッシミリアーノ・アッレグリ(前ユベントス/イタリア/52歳)
 ユベントス在籍5年で5度のリーグ優勝を果たしたアッレグリ監督が、前年5位に引き続きトップ10入り。イタリアで成功を収めた名将は海外ビッグクラブの監督就任が噂されるが、当分はないと見解を示している。

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