「ポジションを取り返したい」 原口元気が見た現代表2列目とレギュラー奪取の青写真

日本代表の2列目にはタレントがひしめいている【写真:Yukihito Taguchi】
日本代表の2列目にはタレントがひしめいている【写真:Yukihito Taguchi】

モンゴル戦で伊東が3アシストし、2列目の争いは激化 W杯経験者の原口の胸中は…

 森保一監督率いる日本代表は、15日(現地17時15分/日本時間21時15分)にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の敵地タジキスタン戦に臨む。現在の森保ジャパンは10番の中島翔哉(ポルト)、3試合連続ゴール中のMF南野拓実(ザルツブルク)が攻撃の中軸を担い、MF堂安律(PSV)、MF伊東純也(へンク)、MF久保建英(マジョルカ)が右サイドハーフで熾烈な競争を繰り広げている。ロシアW杯経験者のMF原口元気(ハノーファー)は、「ポジションを取り返したい思いが強い」と2列目の競争での巻き返しを力強く語った。

 森保ジャパンでは2018年9月の初陣以降、中島、南野、堂安の“三銃士”が2列目のファーストチョイスとして固定され、個の打開力をベースとしつつ、連係面もコンビネーションを磨いてきた。

 さらに、今年6月に18歳の久保が代表デビューを飾り、コパ・アメリカ(南米選手権)を含めて持ち前のテクニックで存在感を発揮。10日に行われたカタールW杯アジア予選モンゴル戦(6-0)では先発出場した伊東が3アシストの大活躍で、右サイドハーフも“アンタッチャブル”な存在だった堂安を猛追するアピールを見せている。

 そのなかでロシアW杯経験者の原口は、中島が負傷離脱したアジアカップこそスタメンを務めたが、現状では左サイドの2番手。豊富な運動量を生かした守備での働きも求められ、勝負所で“クローザー”として起用される試合が多い。ロシアW杯予選では4試合連続ゴールを決めるなど、本大会までレギュラーを張った立場からすれば、当然悔しさはあるだろう。それでも、逆にライバルたちへの対抗心はメラメラと燃えているという。

「今、自分は毎試合出ているわけではない。(中島)翔哉がいるというなかで、ポジションを奪っていきたいというモチベーションがあるので、そこに向けて結果を残さないといけない。序列は少しずつ変えていくしかない」

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