ブッフォン、C・ロナウドの“伝説”オーバーヘッド秘話明かす 2人だけの会話

2017-18シーズンCL準々決勝当時のユベントスGKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
2017-18シーズンCL準々決勝当時のユベントスGKジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】

18年4月のCL準々決勝ユベントス対レアルでC・ロナウドが決めた一撃を回顧

 ユベントスに所属する元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、2017-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で、当時レアル・マドリードに所属していたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに豪快なオーバーヘッドキックを決められた。この失点もあり、ホームで0-3と敗れたユベントスは準々決勝で敗退したが、世界に衝撃を与えた一撃の直後のやり取りを、ブッフォンが明かしている。スペイン紙「AS」が報じた。

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 このゴールが決まったのは、18年4月4日のCL準々決勝第1戦の後半19分だった。スペイン代表DFダニエル・カルバハルのクロスに反応したロナウドは、豪快なオーバーヘッドキックで合わせ得点を決めた。ゴールを守っていたブッフォンは、反応もできなかった。

 失点の瞬間からを振り返り、ブッフォンは「直後の25秒くらいは、失点した直後に毎回味わう苛立ちを感じていた。それから彼がやってのけたことを考えた。あれは本当に特別なゴールだったからね。そこで彼に『クリスティアーノ。君は一体何歳になったんだ?』って聞いたんだ。そうしたら彼は『33歳にしては悪くないだろ?』って答えてね。2人して笑ったんだよ」と、当時のやり取りを明かしている。

 現在、2人はユベントスでチームメートとなっている。「キャリアの最後で、ようやくクリスティアーノと一緒にプレーする機会を得られたよ。ボーナスのようなものだね。世界最高の選手と一緒にプレーできないと、より良い選手になるのは難しい。ずっと一緒にプレーしたチャンピオンのリストに彼を加えたかったんだ。彼はとても明るい人間で、それはチームメートに対する振る舞いからも分かるだろう。僕たちは練習のたびに数分間、トレーニングをするけれど、彼を知ることができるのは光栄だ」と、ブッフォンは喜びを隠さない。

 また、ブッフォンはロナウドが史上最多6度目のバロンドールを受賞することを期待しているという。「CLで優勝すれば取れるかもしれないね」と期待を寄せる。数々のタイトルを勝ち取ったブッフォンだが、CL優勝は未経験。5度のCL優勝を経験しているロナウドとともに、自身のキャリアに欠けているトロフィーをつかむことができるだろうか。

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