アヤックスFWフンテラール、主審股抜きで賛否両論 「レジェンド」「イエローだろ」

アヤックスFWフンテラールの行動が賛否両論【写真:Getty Images】
アヤックスFWフンテラールの行動が賛否両論【写真:Getty Images】

リスタートさせるボールでカイパース主審の股を抜き、オランダメディアが熱視線

 オランダ1部アヤックスは現地時間28日、リーグ第8節フローニンゲン戦で2-0と勝利を収めた。元オランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールは途中出場から貴重な追加点を奪ったが、地元メディアが36歳のベテランが試合中に審判に対して繰り出した股抜きを取り上げると、賛否両論を呼んでいる。

 アヤックスは日本代表MF板倉滉も出場したフローニンゲン戦でスコアレスの時間が長く続いたが、相手が退場者を出して数的優位に立つと、後半31分にアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスの今季初ゴールで先制。その3分後には、後半13分から途中出場したフンテラールがオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークのアシストから追加点を奪い、2-0でフローニンゲンを下した。

 そんななか、得点シーン以上に注目を集めているのが後半40分にプレーが切れた場面だ。フンテラールはおもむろに転がっているボールに歩み寄ると、右足裏でコントロールして背後にいたビョルン・カイパース主審の股下を抜いてリスタートの位置にボールを戻した。

 カイパース主審は意に介さず、プレーはそのまま続行されたが、オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」は「不注意なカイパース」と股抜きに脚光。オランダTV番組「VTBL」は「カイパースはフンテラールに不快な股抜きを受ける」と伝えた。また、衛星放送「FOXスポーツ」オランダ版公式インスタグラムが動画を公開すると、「レジェンド」と称賛する声が上がった一方で、「ハハ、これはイエローカードだろ笑?」と審判に対する侮辱行為だと主張する者もいた。

 遊び心も混じったフンテラールの何気ない行動が、思わぬ形で注目を集めている。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド