「守備陣を翻弄する曲芸」 レバンドフスキ、最優秀スキル選出の“2人連続股抜き”に脚光

ポーランド代表FWレバンドフスキ【写真:AP】
ポーランド代表FWレバンドフスキ【写真:AP】

ポーランドはオーストリアとのEURO予選上位対決でスコアレスドロー

 ポーランド代表は現地時間9日、欧州選手権(EURO)予選の第6節でオーストリア代表と対戦し、0-0と引き分けた。エースのFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)は無得点に終わったものの、試合中に披露した“2人連続股抜き”がEURO公式の最優秀スキルに選出され、公式インスタグラムが動画を公開している。

 グループGで首位を走るポーランドだが、6日に行われた第5節スロベニア戦では0-2で敗れ、オーストリアに勝ち点3差まで詰められたなかでの直接対決となったが、結果は0-0の痛み分け。同日にイスラエルを3-2で破ったスロベニアに、勝ち点2差まで迫られることになった。

 エースのレバンドフスキはオーストリア戦で不発に終わったが、試合中に見せた華麗なテクニックに脚光が当てられている。敵陣でボールを受けたレバンドフスキはプレッシングをかけてきたMFユリアン・バウムガルトリンガー(レバークーゼン)の股を通した後、バランスを崩しながらも詰めてきたMFコンラッド・ライマー(RBライプツィヒ)の股も通し、2人連続の股抜きで相手守備網を打開した。

 EURO2020公式は、この日の最優秀スキルを決める「スキル・オブ・ザ・デイ」に選出し、インスタグラムで動画を公開すると、「レバンドフスキはサッカー界の王」「ポーランドのビースト」「相手守備陣を翻弄する曲芸」「火を噴いた!」などの反響がファンから寄せられた。エースとしては結果が欲しいところだったが、局面のプレーでさすがの存在感を示してみせた。

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