貴公子ベッカム、英代表監督は「夢の仕事」と告白も… 現体制を「今は楽しんでいる」

元イングランド代表のベッカム氏【写真:Getty Images】
元イングランド代表のベッカム氏【写真:Getty Images】

母国の代表監督に意欲を示す一方、サウスゲイト監督への信頼も明かす

 2000年代初期のサッカー界を沸かせた世界的スーパースターの1人と言えば、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏だろう。高精度のキックに加え、端麗なマスクも相まって“貴公子”と称された。そんなベッカム氏が米誌「GQ」のインタビューに応じ、母国イングランド代表監督は「夢の仕事」と話している。

 ベッカム氏はマンチェスター・ユナイテッドでトップデビューを飾ると、名将アレックス・ファーガソンの下で頭角を現し、右足の高精度キックを武器にスターダムを駆け上がった。2003年にレアル・マドリードへ移籍し、現監督の元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンらとともに“銀河系軍団”の一員として活躍した。

 2002年日韓大会をはじめ、ワールドカップに3度出場するなど、イングランド代表として通算115試合17得点を記録。00年から06年までは“スリーライオンズ”(イングランド代表の愛称)のキャプテンとしてピッチに立った。

「GQ」のインタビューで、古巣ユナイテッドの監督になることを考えたことはあるかと質問されると、ベッカム氏はこう答えている。

「FA(イングランドサッカー協会)の関係者が何人かは、私を将来的なイングランド代表監督として見ていると思う。イングランドのキャプテンとして成功したというキャリアがあるというだけでね。でも、もし誰かが私に、『イングランド代表の仕事が来た、引き受けるかい?』と聞いてきたら、もちろん考えるよ。なぜなら、私は情熱的な英国人であり、代表チームに夢中だからね。ただ、私が良い仕事をするかどうか? それは分からないね」

 こう話したうえで、ベッカム氏は「(代表監督は)夢の仕事さ。しかし、現在はギャレスが私たちのために最高の仕事をしてくれている。彼は私を含め、サッカーとファンに、エネルギーと興奮を取り戻してくれたし、今はそれを楽しんでいる」ともコメント。今のところは、代表監督の座は元チームメートでもあるギャレス・サウスゲイト監督に託すことで満足しているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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