浦和FW興梠、史上初の大記録も複雑な胸中吐露 「歴史に名を刻めたのは嬉しいけど…」

浦和のFW興梠慎三【写真:Getty Images】
浦和のFW興梠慎三【写真:Getty Images】

湘南戦でJ1史上初の8年連続二桁ゴール達成、終盤にPK献上で1-1ドロー

 浦和レッズのFW興梠慎三は、1日のリーグ第25節のアウェーゲーム湘南ベルマーレ戦で試合開始3分に先制ゴール。史上初のJ1で8年連続二桁ゴールを達成したが、「歴史に名を刻めたのは嬉しいけど……」と、チームが1-1で引き分けて複雑な表情を見せた

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 興梠はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の上海遠征から中4日の中でも不動の1トップで先発。すると前半3分、ハーフウェーライン手前で味方のパスを収めると右サイドのMF橋岡大樹に展開。橋岡からのサイドチェンジを受けて左サイドを持ち運んだFW武藤雄樹のラストパスを、ゴール前まで走り込んでワンタッチゴールで流し込んだ。

 しかし、「先制したことで、どこか守り切ろうという感じになった後ろが重くなってしまったと思う」と、徐々にチームは全体のラインが下がってゴール前で守る展開となる。そうしたなかで後半終了間際にPKを献上し、これをMF梅崎司に決められて勝利を逃した。

 これでリーグ6試合連続未勝利という状況に、エースは「非常に厳しい試合で、勝ちが欲しかった。相手がボールを持つなかで自分たちのサッカーはできなかった。勝ちたかったけど、これが現状なのだと思う」と、勝ち点31にとどまり、残留争いに巻き込まれている状況に浮かない表情だった。

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