「歴代最高のボディフェイント」 コウチーニョを翻弄した華麗技に脚光「笑い物にした」

フォイス(左)がコウチーニョ(右)をボディフェイントで翻弄【写真:Getty Images】
フォイス(左)がコウチーニョ(右)をボディフェイントで翻弄【写真:Getty Images】

フォイスが披露したワンプレーに英メディア注目「ボールを一切触っていない」

 ブラジル代表は現地時間2日、コパ・アメリカ(南米選手権)準決勝でアルゼンチンと対戦し、2-0で勝利を収めた。ブラジルは宿敵アルゼンチンを相手にクリーンシートを達成し、決勝進出をつかんだ一方、英メディアはアルゼンチン代表DFフアン・フォイス(トットナム)がブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)をボディフェイントで翻弄したワンシーンにスポットライトを当てている。

 ブラジルはエースのFWネイマール(パリ・サンジェルマン)が負傷で大会を離脱する事態となっているなか、FWリオネル・メッシ(バルセロナ)の君臨するアルゼンチンとの大一番を迎えた。前半19分にFWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)、後半26分にFWロベルト・フィルミーノ(リバプール)がネットを揺らして完封勝利を手にした。

 一方、終了間際に訪れたフォイスとコウチーニョのマッチアップに注目が集まっている。2-0で迎えた後半45分、ボールをキープして立ち止まるフォイスに対し、コウチーニョがマッチアップ。フォイスは左へ突破するボディフェイントを仕掛けると、コウチーニョは見事に引っかかり飛び込む形となった。そのままコウチーニョを置き去りにしたフォイスは右へと軽やかにボールを運んだ。

 英メディア「スポーツ・バイブル」は「フォイスはコパ・アメリカでコウチーニョをバルセロナへと送り返した」と見出しを打ち、「才能溢れるコウチーニョをフォイスは笑い物にした」と言及。英メディア「GIVE ME SPORT」は「歴代最高のボディフェイントの一つ」と表現し、「ボールを一切触っていないフォイスに惑わされることになった」と説明している。

 フォイスにとってはブラジル相手に屈辱的な敗戦を喫することになったが、大会屈指のテクニシャンを相手に披露したフェイントは強いインパクトを与えることになったようだ。

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