ポルトガルの智将ビラス・ボアス、希望はJリーグ監督? 英記者が日本行きの可能性指摘

2017年に上海上港の監督を辞して以来、無所属が続いているビラス・ボアス氏【写真:Getty Images】
2017年に上海上港の監督を辞して以来、無所属が続いているビラス・ボアス氏【写真:Getty Images】

来季からのセルティック行きが噂されるも…「野心に合致しないのではないか」

 かつてチェルシーやトットナムで指揮を執ったポルトガルの智将アンドレ・ビラス・ボアス氏が、Jリーグクラブの監督就任を希望しているという。英紙「デイリー・スター」が報じている。

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 元日本代表MF中村俊輔も所属したスコットランドのセルティックは、来季の監督候補として、スコットランドサッカー協会で指導者講習を受けた経験を持つビラス・ボアス氏をリストアップしたと言われている。しかし同氏をよく知る英国人ジャーナリストのダンカン・キャッスルズ氏は「彼は休暇中だが、フットボールの監督に戻る準備はできている」としつつ、キャリアのなかで多くの国を渡り歩く「変わり者」であるため、セルティックがファーストチョイスにはならないのではないかとの見方を示した。

「実際にコンタクトを取ったから、噂になっているのだろう。しかしセルティック行きはビラス・ボアスの野心に合致しないのではないか」

 さらにキャッスルズ氏は具体的なチーム名も挙げ、“日本行き”の可能性に言及している。

「ビラス・ボアスが将来的に指揮を執りたいと思っている国の1つは、日本だろう。バルセロナからアンドレス・イニエスタを獲得したヴィッセル神戸のように、資金力のあるクラブもある。いいオファーがあればセルティックよりも優先してJリーグに行くと思っている」

 ビラス・ボアス氏は2017年に上海上港の監督を辞して以来、無所属が続いている。母国の強豪ポルトではスーパーカップ制覇に始まり、リーグ戦無敗優勝、UEFAヨーロッパリーグ優勝、国内カップ戦優勝と4冠を達成。トットナムでもクラブ史上最高勝ち点(当時)を記録した。まだ41歳と監督としては若手の部類ながら、豊富な経験を誇る智将だ。

 なお、ビラス・ボアス氏の代理人を務めるジャン=ポール・ラレスは「アンドレはスコットランドと深いつながりがある。ただ、まだ何のオファーも受け取っていない。現時点で確実に言えることはなにもないよ」とコメントしているとのこと。近い将来のJリーグ参戦の可能性は、少なくともゼロではなさそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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