「カメラは捉えた」 韓国FWソン・フンミンの“激怒させる”挑発行為、世界に波紋拡大

韓国代表FWソン・フンミンの振る舞いが物議を醸している【写真:Getty Images】
韓国代表FWソン・フンミンの振る舞いが物議を醸している【写真:Getty Images】

コロンビア戦で殊勲の先制ゴールも…試合直後の振る舞いに物議

 韓国代表FWソン・フンミン(トットナム)は26日、国際親善試合のコロンビア戦に先発フル出場し、先制点を決めるなど2-1の勝利に貢献した。自国を勝利に導く活躍を見せた一方で、試合後にコロンビアの選手に対して見せた挑発的行為が世界で物議を醸している。

 22日に行われたボリビア戦に1-0で勝利していた韓国は、同日に1-0で日本を下したコロンビアをホームに迎えた。MFハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)、FWラダメル・ファルカオ(モナコ)ら世界トップクラスの実力者をベンチに置いたコロンビアに対し、韓国はソン・フンミンを筆頭にFWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)ら主力をピッチに送り込んだ。

 試合が動いたのは、前半17分だった。スルーパスに抜け出したソン・フンミンがペナルティーエリア右に侵入すると、そのまま右足を振り抜く。強烈なシュートに対して相手GKも反応したが、ボールはその腕を弾いてゴールに決まり、韓国が先制点を奪った。その後、後半4分に追いつかれるものの、韓国は同13分にMFイ・ジェソン(ホルシュタイン・キール)が決勝ゴールを決めて、ハメス、ファルカオが途中出場した強豪コロンビアを相手に金星を飾った。

 3月シリーズで2連勝を収めた韓国だが、この日キャプテンも務めたソン・フンミンが見せた“ある行動”が物議を醸している。試合終了後、チームが歓喜に沸くなかでソン・フンミンは口と手を使って過剰にコロンビアの選手を煽る行為を見せていた。コロンビアメディア「Minuto30.com」は「カメラはソン・フンミンの不愉快な仕草を捉えた」と見出しを打って報じている。

 また、この挑発行為にはさまざまな見解がなされており、南米メディア「BOLAVIP」は、ソン・フンミンがプレー以上にたくさん喋りすぎだという意味を込めたジェスチャーと紹介しており、「コロンビア選手を激怒させる振る舞い」と糾弾すると、海外サッカーメディア「BeSoccer」は「ソン・フンミンが自分のことについて、もっとペラペラ喋れと促す仕草をしているように見えた」と綴っている。

 さらに、パラグアイメディア「CRONICA」は、コロンビアがマリファナやコカインなどの薬物を最も生産している国の一つであることから、「コロンビアの“吸引”で祝った」と過激な指摘をしていた。強豪コロンビア撃破の立役者となったソン・フンミンだが、試合後の挑発行為が世界で波紋を呼んでいるようだ。

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