原口、関根…“ドリブラーの系譜”を継ぐ浦和MF汰木 ACL鮮烈デビューで示した可能性

DF橋岡(左)の2得点目をアシストしたMF汰木(右)【写真:Getty Images】
DF橋岡(左)の2得点目をアシストしたMF汰木(右)【写真:Getty Images】

山形から今季加入のMF汰木、ACLブリーラム戦で途中出場から1アシストの活躍

 浦和レッズにおけるドリブラーの系譜を継ぐ「24番」が鮮烈なデビューを果たした。6日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦、ホームでのブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦で、モンテディオ山形から今季加入のMF汰木康也が途中出場でデビュー。左サイドを切り裂くドリブルでアシストをマークし、埼玉スタジアムを大いに沸かせた。

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 浦和が2点をリードした後半39分、エースのFW興梠慎三との交代で2トップの一角に送り込まれたのが汰木だった。そしてその4分後、左サイドでボールを持った汰木は敵陣を縦に一気に切り裂いた。そして左足クロスのキックフェイントで対峙する相手DFを振り回すと、右足に持ち替えての高速クロスをファーサイドでDF橋岡大樹が合わせ、スコアを3-0にして勝利を決定づけるアシストとなった。

 今季の浦和はFW杉本健勇らの日本代表経験者、ポルトガルの名門ポルトから期限付き移籍のブラジル人MFエヴェルトンといった新加入選手に注目が集まった。そのなかで、横浜F・マリノスのユースで育った汰木はJ2の山形からの獲得。それでも期待の大きさは、日本代表MF原口元気やMF関根貴大といった浦和でドリブラーとして活躍した選手がつけてきた「24番」を与えられたことからも窺える。

 オズワルド・オリヴェイラ監督は、汰木について「良いサプライズだった」と語る。獲得については強化部スタッフから映像を見せられたことがキッカケだったと話し、「是非取ろうという話になりました。非常に賢くスピードがあり、そして思考も速い選手だと感じました」と続けた。一方で、23歳という若さもあり「90分戦う準備はまだできていない。準備を進めたうえで、プランでは3カ月目くらいに起用できると考えていた」という流れを明かす。

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