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香川の元指揮官がスペインで苦境 英紙は「創造性のある選手を窒息させる」と批判
3つのポイントでチーム構築術の拙さを指摘
イングランドの伝説的な名伯楽、“サー”アレックス・ファーガソン監督の後任として、2013-14シーズンにマンチェスター・ユナイテッドを率いたデイビッド・モイーズは、昨年11月からスペインのレアル・ソシエダを率いている。しかし、10月3日のマラガ戦に1-3で敗れ、今季は1勝3分3敗の勝ち点6と低迷。英紙「メトロ」は、そのチーム構築術を厳しく批判している。
同紙は「3つのポイント」として、ソシエダでのモイーズ采配を分析している。まず「十分な勝ち星を挙げていない」と、直球でその成績を批判した。
昨季途中の就任となったモイーズにとって、ソシエダでの初陣は昨年11月22日の第12節デポルティボ戦。以来、今季の第7節マラガ戦まで34試合のリーグ戦で10勝13分11敗と、わずかだが黒星が先行した。今季は7試合で1勝と、苦しい立ち上がりになっている。同紙は「多くのゲームでソシエダは必要以上に守備的であり、平凡だ。実際、今季も試合数より少ない得点しかしていない(7試合で6得点)」と、モイーズの守備的な戦術が得点力不足を生み、勝ち点につながらないと批判している。
そして次のポイントとして、「彼は創造性のある選手を窒息させる」と、攻撃的な才能持つ選手を生かせていないとしている。
その例として挙げているのが、アーセナルに所属した経験もあるメキシコ代表MFカルロス・ベラの起用法だ。卓越したスキルで試合の表情を変えることができるはずのベラは、モイーズ・システムの中では必要な自由が与えられていないとしている。彼にもう少しでも自由を与えれば、相手ゴール前の鍵を開けることができるはずだと、モイーズが創造性と才能にフタをしていると批判している。
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