「厄介だった」 名将コンテ、名門レアル監督のオファー拒否の理由を告白

現在フリーのコンテ氏【写真:Getty Images】
現在フリーのコンテ氏【写真:Getty Images】

シーズン途中での監督就任を拒否 複数クラブからオファーが届くなか、フリーを貫く

 名将と名高いアントニオ・コンテ氏は2018年7月にチェルシーの監督を解任されて以降、フリーの立場が続いている。フレン・ロペテギ前監督の下で不振が続いたレアル・マドリードの次期監督候補として名前も挙がっていたが、このオファーには難色を示したという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「当時のレアルでの仕事は“パタタ・ボレンテ”(厄介)だったから」とのコンテ氏のコメントを紹介している。

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 レアルは昨年6月、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕前日に電撃解任されたロペテギ氏をスペイン代表から“強奪”する形で監督に迎えた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)ら主力の移籍などが災いして不振が続き、同10月には“エル・クラシコ”でバルセロナに1-5と大敗。ロペテギ政権はわずか4カ月で終焉となった。

 当時、次期監督候補としてメディアで大きく取り上げられたのが、ユベントスやチェルシーなどで実績を残したイタリア人指揮官のコンテ氏だった。しかし、最終的にはチームに連勝をもたらしたことが評価され、サンティアゴ・ソラーリ暫定監督が正式な指揮官として続投する格好になった。

 現在もフリーの立場を貫くコンテ氏は、レアルのオファーを断った理由を「パタタ・ボレンテ」と表現。マドリードでの仕事は沸いたジャガイモのように“厄介”だったと述べている。

「チャンスではあったが、シーズン途中で引き継ぐような仕事は好きではない。私はシーズンの始まりから仕事をすることを好む。さらに、その時のレアルは“パタタ・ボレンテ”(厄介)で、受けないほうが良かった……」

 コンテ氏には新たな指揮官を必要としているインテルかローマ、あるいはマンチェスター・ユナイテッド行きの噂も浮上している。しかし、「今季は他のどこでも私の姿を見ることはないだろう」と、シーズン途中での就任がないことを明言。一方でオファーが届いていることは認め、「急がずに吟味している。最終決定する要因は二つで、プロジェクトの重要性とそれを上回る情熱だ」と、次の職場を慎重に選んでいる最中だとした。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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