4年契約延長のデ・ヘアが2012年以来のタイトル奪取宣言
マンチェスター・ユナイテッドと新たに4年契約を結んだGKダビド・デ・ヘアが今季タイトル獲得に意欲を燃やしている。クラブの公式チャンネル「MUTV」で語ったもの。
今夏レアル・マドリードへの移籍が目前に迫っていた。移籍最終日にはクラブ間で合意に至っていたが、移籍完了に必要な書類の提出が遅れて直前で破談となっていた。2016年6月に契約満了となり、来夏移籍金ゼロで新天地を選ぶことができるにも関わらず、新契約を結んだ守護神はユナイテッドのサポーターに感謝を示し、チームへの献身を誓った。
「素晴らしい気分だよ。ファンの素晴らしいサポートに感謝したい。常にクラブを支えてくれている。僕らは世界でも最も素晴らしいファンを抱えている。この夏たくさんの憶測が飛び交った。でも僕は、ハードワークを続けるよ。今はリラックスしているし、ここにいることができてハッピーだ。今季は前だけを見て、良いプレーするだけ。トロフィーを獲得できるといい」
レアル移籍で年俸など条件面で合意に至っていた。退団はすでに既定路線と伝えられていたが、急転残留を選んだユナイテッドでの戦いに気持ちを集中させている。2012年シーズン優勝以来となるタイトル奪取に燃えている。
「いつもとは違う夏だった。それは真実だ。でも、今は集中し、落ち着いてハードワークを続けている。チームメートにもありがとうと言いたい。彼らはみんなファンタスティック。もう一度一緒にプレーできることは幸せだ」
ここまでユナイテッドでの公式戦6試合は全てベンチ外。スペイン代表の一員として試合に出場したが、試合勘は気になるところだ。デ・ヘアは「今がオールド・トラッフォードでファンとともにリバプール戦を戦う完ぺきな瞬間」と強調。本拠地で迎える次節リバプールとのビッグマッチに向け、臨戦態勢は整っている。昨季の本拠地リバプール戦は3-0で快勝。デ・ヘアもビッグセーブを連発し、「パーフェクト」と振り返っていた。今季初の公式戦に意欲を燃やしている。
「僕らはマンチェスター・ユナイテッド。世界で最も大きなクラブの一つだ」
赤い悪魔に再びへの忠誠誓った24歳の守護神が再びオールド・トラッフォードのゴールマウスに君臨する。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images