念願叶えたドリブラー 元スペイン代表MFが古巣ベティス復帰決定
ホアキン「家に帰るんだ。僕にとって全てが素晴らしいこと」
フィオレンティーナの元スペイン代表FWホアキン・サンチェスが、移籍市場最終日に念願を叶え、古巣レアル・ベティスへの帰還を果たすことが決まった。移籍金150万ユーロ(約2億円)での完全移籍になると、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
ホアキンはこの夏、ベティスへの思いを口にしていた。リーグ開幕戦からの2試合で出場機会がなく、クラブ側に移籍容認を訴え続けてきた。34歳の元スペイン代表の思いは移籍市場の最後の最後に結実することになった。
「家に帰るんだ。僕にとって全てが素晴らしいことだから、嬉しいよ」
ホアキンは率直な喜びを口にしている。一方で、2年間を過ごしたフィオレンティーナとフィレンツェの街に対しても、感謝の言葉を残している。
「フィレンツェに残らなければいけないことを恐れていたかって?チームメートも、クラブも、みんなが僕のことを理解してくれた。この2年間に対して、サポーターたちにも感謝の気持ちを伝えたい。嬉しいことではあるけれども、第二の故郷を去る寂しさもあるんだ。この後、パウロ・ソウザ監督やチームメートとも話さなければいけない。ここを離れる前に、挨拶をしたいんだ」
破壊的な突破力で名を馳せた元スペイン代表も34歳になった。キャリアの最終盤を、自らの“家”と語るベティスにもう一度捧げる。切れ味鋭いドリブラーはまだまだ輝けるところを見せてくれるはずだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1