インテルが名門復権に本気! 元ブラジル代表MFら3選手を駆け込み補強
ガラタサライMFメロ、DFテレス、ローマFWリャイッチで大型補強締めへ
日本代表DF長友佑都が所属するインテルが移籍市場最終日に元ブラジル代表MFフェリペ・メロら3選手を補強し、名門復活に向けた一大補強に成功している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
今夏の移籍市場最終日に、インテルはトルコの強豪ガラタサライ元ブラジル代表MFフェリペ・メロと左利きのブラジル人DFアレックス・テレスをダブル補強し、ローマからはFWアデム・リャイッチを買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得することが決定的となったとしている。
インテルはユベントスにブラジル代表MFエルナネスを放出したが、3選手の大量補強でその穴を一気に埋めた。また、テレスはロベルト・マンチーニ監督が熱望していた左利きのサイドバックであり、肉体派ボランチのメロに関しては今夏の移籍で一貫して獲得へ向けた動きを続けていた。「パルチザンのカカ」の異名を持つリャイッチは万能型のアタッカーとして貴重な存在になりそうだ。
今夏の移籍市場において、インテルは欧州屈指の大補強に出た。DFラインではコロンビア代表ヘイソン・ムリージョ、ブラジル代表ジョアン・ミランダ、バルセロナからマルティン・モントーヤを補強。中盤ではフランス代表ジョフレイ・コンドグビア、クロアチア代表イバン・ペリシッチ、古巣復帰のジョナタン・ビアビアニーを獲得。前線ではモンテネグロ代表ステヴァン・ヨヴェティッチを獲得した上に、この最終日に3選手をまとめ買い。巨額を投入し、ほぼ1チーム分ともいえる一大補強を完了させた。
インテル残留を決断したと伝えられる長友にとっては過酷なレギュラー争いが待ち受けるが、イタリアの名門は復権に向けて本気モードに突入した。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images