昨季限りでドルトムントの監督を退任した名将ユルゲン・クロップ氏に対し、ロシア強豪ゼニトが監督就任を打診していると英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
　ゼニトは現在ロシア・プレミアリーグで5勝2敗の勝ち点15で3位。直近のリーグ戦でクルリア・ソベトフにホームで1-3と敗戦し、アンドレ・ビラス・ボアス監督の解任が検討されているという。
　マインツでの攻撃的なサッカーで名を馳せると、ドルトムント時代には日本代表MF香川真司をトップ下に据え、ブンデスリーガを2連覇するなど大躍進に導いたクロップ監督。そのキャリアは全てドイツ国内のものであり、ゼニトへの監督就任が実現すれば、初めてのドイツ国外でのキャリアとなる。香川をヨーロッパの舞台で輝かせた恩師には今オフ、プレミアリーグなどから監督就任の様々なオファーが届いた。
　攻撃的サッカーで欧州を席巻した名将はUEFAチャンピオンズリーグ出場権も持つロシアの強豪で再スタートを切ることになるのだろうか。