ドイツで発生した玉突き移籍 ヴォルフスブルクが約50億円でドラクスラー強奪に成功
ユベントスと交渉中に電光石火で強奪
欧州屈指の若き司令塔の玉突き移籍が勃発した。ドイツ強豪ヴォルスフブルクがマンチェスター・シティに移籍金8000万ユーロ(約108億円)で放出したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの後釜として、シャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの緊急補強で合意に至ったと、ドイツ紙「ビルト」など複数のメディアが報じている。
昨季チェルシーから3000万ユーロ(40億円)でデ・ブライネを獲得したヴォルスフブルクは今夏の移籍市場最高額の約108億円でオイルマネーで潤うシティに放出した。わずか1年間で約68億円の売却益を手にした昨季ブンデス2位の動きは素早かった。ユベントスが獲得交渉を進めていたシャルケのドラクスラー争奪戦に緊急参戦。移籍金総額3600万ユーロ(約49億円)、年俸500万ユーロ(約6億8000万円)の5年契約で獲得。メディカルチェックも終了したという。
ビルト紙によると、日本代表DF内田篤人の親友でもあるドラクスラーは28日のヴォルスフブルク戦に0-3で完敗後、ロッカールームでシャルケの同僚に「ヴォルフスブルクのユニフォームは似合うかな?」と相談していたという。シャルケのブルーのユニフォームから黄緑と白の鮮やかなジャージに着替え、ドラクスラーが飛躍を目指す。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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