中盤強化に躍起のミラン 次なるターゲットは元カメルーン代表の万能MF

センターバックもこなすソングに興味

 セリエA覇権奪還を目指すミランは、補強候補として新たにバルセロナの元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングの獲得を狙っていると、伊地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」や、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
 
 ソングはバルセロナでは定位置をつかむことができず、昨季は英プレミアリーグのウェストハムへと期限付き移籍していた。今季は、そのままウェストハムへの完全移籍を目指していたが、膝の負傷の影響もあり、移籍は暗礁に乗り上げている。現在はバルセロナに戻ってトレーニングを続けているが、バルセロナ 側もソングについては放出の可能性を示唆している。
 すでにカルロス・バッカや、ルイス・アドリアーノらの補強で多額の移籍金を支払っていることもあり、ミランは安価で獲得できる選手を探しているようだ。バルサでは実質戦力外となっているソングについては、1年間の期限付きでの獲得をもくろんでいるという。
 ミランはレアル・マドリードから中盤の低い位置からゲームをつくる司令塔のMFアシエル・イジャラメンディ獲得を目指していたとも伝えられていた。だが、同選手は古巣レアル・ソシエダへの復帰が決定。日本代表MF本田圭佑のライバルとなる可能性もあったサンプドリアのイタリア代表MFロベルト・ソリアーノ獲得も困難な状況だ。マーケット終盤でシニシャ・ミハイロビッチ監 督が望む中盤の補強は思うように進んでいない。
 守備的MFとセンターバックをこなせるこの万能MFを加え、ミランはチームの基盤となるセンターラインの強化を実現することはできるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング