ドタバタ劇に決着 オランダの南アW杯準優勝監督がサウジ代表監督就任
日本を苦しめたファン・マルバイク監督
ファン・マルバイク監督が、サウジアラビア代表監督に就任すると、同国サッカー協会から発表された。
ファン・マルバイク監督は、2010年南アフリカワールドカップのオランダ代表を率い、日本代表とも対戦した。チームを決勝進出にまで導いたが、12年の欧州選手権ではグループリーグで敗退。同代表監督を辞任していた。その後、13-14シーズンはブンデスリーガのハンブルガーSVの監督を務めたが、成績不振でシーズン途中に解任されていた。
サウジアラビアサッカー協会は、「2018年ロシア・ワールドカップの決勝トーナメント進出と、2019年ア ジアカップでの決勝進出を目標とする」と、同監督に対する期待を公式サイト上で表明している。
サウジアラビア代表は、ロシア・ワールドカップに向けたアジア二次予選では初戦を勝利。9月3日に行われる東ティモール戦から、同氏が指揮を執るもようだ。近年は低迷が続いている同代表は、1月にコスミン・コントラ氏を解任して以来、ファイサル・アル・バーデン氏を経て、今年だけで3人目の代表監督就任となる。ドタバタが続いているが、地力のある国だけにオランダの名将がチームをまとめ上げれば、最終予選で日本代表の前に大きな壁として立ちはだかる可能性も十分だ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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