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バロテッリは強欲!? 戦力外扱いにもイタリア復帰に興味を持たない理由
残留で手にするボーナスの存在
リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリの“強欲疑惑”が、イングランドで持ち上がっている。健康体にもかかわらず、親善試合のツアーの帯同メンバーから外れるなど、完全に戦力外状態となっている。セリエAのラツィオと、サンプドリアへの移籍話が浮上しているが、地元紙「デイリー・ミラー」はバロテッリが残留で数十万ポンドのボーナスを手にするために移籍を固辞し、居座りを決め込んでいるとリポートしている。
「リバプールの失敗作マリオ・バロテッリは6桁のロイヤルティーボーナスを待つ間、子供たちとトレーニングすることに満足している」
こんな見出しで特集されたバロテッリは現在、リバプールで戦力外扱いを受けている。プレシーズンのオーストラリアなどのツアーに帯同できず、親善試合でもベンチ入りメンバーから外れている。その上、トップチームでの練習を許されず、若手とトレーニングを余儀なくされているという。
昨夏ACミランから1600万ポンド(31億円)で加入したが、リーグ戦は1得点と、期待外れに終わった。リバプールは問題児の放出に躍起になっており、移籍先の交渉相手にはバロテッリの週給7万ポンド(約1365万円)の60%に当たる、4万2000ポンド(約820万円)を補てんすると提案しているもようだ。
だが、記事によると、リバプールに今夏の移籍市場を過ぎた時点でリバプールに在籍するだけで数十万ポンドのボーナスを手にできるという。6桁の残留ボーナスを手にできるためにテコでも動かない構えのようだ。
仮に10万ポンドだとしても1950万円。90万ポンドだとすれば1億7550万円という金額を手にすることができる。
セリエAサンプドリアも獲得に乗り出しているが、バロテッリはイタリア復帰に興味を示していないともリポートされている。リバプールで居場所を失ったストライカーは、残留ボーナス目当てにこのまま飼い殺しの道を選ぶのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images