イングランド、W杯初PK戦勝利の秘密は給水ボトル “魔法のメモ”で相手分析に成功

イングランド代表勝利の立役者となったGKピックフォードのスーパーセーブを導いたのは、“給水ボトル”に書かれたメモだったという【写真:Getty Images】
イングランド代表勝利の立役者となったGKピックフォードのスーパーセーブを導いたのは、“給水ボトル”に書かれたメモだったという【写真:Getty Images】

守護神ピックフォードはメモを見てコロンビア5人目バッカのPKを見事にストップ

 ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でイングランドはコロンビアと対戦。過去3戦全敗だったPK戦のジンクスを破り、3大会ぶりにベスト8へ駒を進めた。勝利の立役者となったGKジョーダン・ピックフォードのスーパーセーブを導いたのは“給水ボトル”に書かれたメモだったという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 イングランドはコロンアビア相手に主将FWハリー・ケインが自ら倒されて得たPKを決めて先制した。しかし、1-0での勝利が濃厚となった後半終了間際、CKからコロンビアDFジェリー・ミナにヘディングシュートを決められて土壇場で追いつかれた。

 延長戦では決着がつかずに試合はPK戦へ突入。お互いに一人ずつ失敗し、3-3のスコアで迎えた5人目のキックで、コロンビア代表FWカルロス・バッカのキックをピックフォードは見事にセーブした。そしてイングランドはMFエリック・ダイアーが成功させ、W杯でいまだ未勝利だったPK戦で初勝利を収めた。

 歴史的な勝利を導いた要因はピックフォードが参考にしたメモだった。記事によれば、給水用のボトルにコロンビア選手のPKに関する情報が書かれており、ピックフォードはそれを参考にしてPK戦に臨んでいた。逆を突かれたのはFWラダメル・ファルカオのみだったという。PKを苦手とするイングランドだったが、PK給水ボトルに書かれたメモでコロンビアを丸裸にすることに成功したようだ。

 そして、開幕前には経験不足を指摘されていたピックフォードもそれを見事に実践してみせた。24歳の若き守護神は大舞台で国の歴史を塗り替える勝利の立役者となった。

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