元アーセナルのアルシャビン、引退の可能性も クラブはコーチ職打診か

ロシア代表の英雄。通算74試合17得点

 元ロシア代表のキャプテンで、アーセナルでプレーしたMFアンドレイ・アルシャビンが今季限りで現役を引退する可能性が出てきた。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 現在34歳のアルシャビンは今季限りでゼニトとの契約が満了を迎えた。クラブは3シーズンぶりにロシア・プレミアリーグを制覇したが、アルシャビンはわずか14試合の出場に留まっていた。そして、クラブ公式ウェブサイトによれば、かつてはウクライナ代表MFアナトリー・ティモシュチュクと共にコーチ就任のオファーを受けているという
 引退の可能性も報じられているアルシャビンだが、現在までに去就について何も決まっていないようだ。ロシア地元紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」がアルシャビンのコメントを伝えている。
 「いまは色々な感情が入り交じっている。まだ起きていないことについて話したくはない。将来何が起こるかもまだ分からない」
 2008年にゼニトのヨーロッパリーグ初制覇に貢献したアルシャビンは、その夏の欧州選手権(スイス・オーストリア共催)では強豪オランダ撃破の立役者となり、ロシアのベスト4入に貢献。大会の優秀選手にも選ばれている。そして、09年の冬にはアーセナルへ移籍。レギュラーの座を掴み主力として活躍した。
 出場機会の減った2011-12シーズン途中に期限付きでゼニトに復帰。その後、一度はアーセナルに戻ったものの、2013年には完全移籍で古巣へ再復帰を果たしていた。
 ロシア代表として74試合に出場17得点を記録したエースが、現役続行と引退の間で揺れているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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