ビダルが涙の謝罪 酒気帯び運転による事故について「すべてを謝りたい」

コパアメリカ期間中の不祥事

 チリ代表のユベントスMFアルトゥーロ・ビダルが、母国で行われているコパアメリカ期間中に酒気帯び運転で愛車のフェラーリを大破させた事故について、涙の謝罪をした。「ESPN」が報じている。
 今大会3得点と好調をキープしていたビダルは、記者会見に出席し、陳謝した。
「私は、起きたことの全てを皆さんを知ってほしい。昨日の夜、カジノに行きました。そうです。お酒を二杯飲みました。そして、事故に遭いました。皆さんご存じの通りに妻と多くの人間を危険にさらしました」
 ビダルは、現地時間16日夜に起きた事実を記者会見で説明した 。サンティアゴ郊外の道路で事故を起こした。愛車の赤いフェラーリは大破し、ビダルは地元警察の捜査で酒気帯び運転であることが発覚。そして、逮捕されていた。運転免許は取り消しになったが、司法当局の異例となる寛大な措置でビダルは17日朝に釈放された
「すべてを謝罪したい。特にチームメート、コーチングスタッフ、国民全員に」
 そう語るとビダルは涙を流した。今季は、所属のユベントスでセリエA、コッパ・イタリア優勝、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝に貢献してきた。自国開催のコパ・アメリカでも3得点と活躍している。
 チームのオフ中の事故となったが、チリ代表のホルヘ・サンパオリ監督は「我々は選手たちに休暇を与えていたので、彼に罰を与えることはできな い。ミスをした人間を排除すべきではない」と擁護し、19日のボリビア戦でビダルを先発させる方針を明らかにした。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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