デル・ピエロが引退へ 指導者の道にも興味

名門ユベントスのレジェンド

 
 イタリアの名門ユベントスで歴代最多出場とゴール数を誇るレジェンドがスパイクを脱ぐことになりそうだ。長きにわたって背番号10を背負い、近年はオーストラリアやインドなどでプレーしていた元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが今シーズン限りでの引退を示唆したと、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えた。
 
 40歳になったデル・ピエロは「引退するだろう。いくつかのヨーロッパのクラブからオファーを受け取ったが、納得のいくものではなかった」と、コメント。今後は指導者の道を目指すという。
 
「3年前に指導者にならないか? と聞かれたなら、間髪入れずにノーと答えただろう。でも、今は全ての状況が変わったからね。アメリカで3つのコーチングスクールで子供たちに指導をする予定だ」
 
 左45度からのシュートを得意とし、ペナルティーエリア角付近は「デルピエロ・ゾーン」と呼ばれた。その芸術的なプレーは、ルネサンス期のイタリアの画家・ピントゥリッキオに例えられた。1993年にユベントスに加入して以来、セリエAを6度制し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を経て来日した96年のトヨタカップでは、決勝ゴールを決めて世界一に輝いた。
 
 カルチョ・ポリ事件によってユベントスがセリエBに降格した際もチームに残り、得点王を獲得する活躍でチームをセリエAに復帰させた。イタリア代表としても、2006年のドイツ・ワールドカップでジャンルイジ・ブッフォンやアンドレア・ピルロ(共にユベントス)などと一緒に、優勝を勝ち取った。
 
 大の親日家で日本にも多くのファンがいるデル・ピエロ。希望していた日本でのプレーはこのまま実現しない可能性は高い。だが、今後、指導者として日本の地へ降り立つこともあるかもしれない。
 
【了】
 
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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