“悪夢の退場劇”と同じ轍は踏まない イングランド代表天才MFが“脱ベッカム事件”を宣言

ロシアW杯でも主力として期待されるデレ・アリ【写真:Getty Images】
ロシアW杯でも主力として期待されるデレ・アリ【写真:Getty Images】

ロシアW杯でも主力として期待されるデレ・アリ

 ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで残り10日を切ったなか、“ガスコインの再来”と評されるイングランド代表MFデレ・アリ(トットナム)に耳目が集まっている。サッカーの母国は若手を中心としたフレッシュなメンバーで今大会に挑むが、なかでも22歳のアタッカーは代表の新たな顔となれる一人だ。

 2016年の欧州選手権で代表のレギュラーに定着し、ロシアW杯でもチームを牽引する働きが期待されている。しかし、天才肌の有望株は、素行の悪さが問題視されることも少なくない。17年9月のW杯欧州予選スロバキア戦(2-1)でも、試合中に中指を立てる挑発行為で出場停止処分が下されるなど、若気の至りとも言える振る舞いに批判が集まっていた。

 しかし、デレ・アリ自身はW杯での感情のコントロールに自信を見せている。英紙「インディペンデント」が、彼のコメントをこう紹介した。

「僕のこれまでの行いから多くのことを学ぶことができたと感じている。そのようなことは全く心配していないよ。僕はベッカムの事件を目にしたわけではないけど、全てをコントロール下に置かなければならないことを自覚している。ロシアでも問題にはならない。これまではいろいろな振る舞いをしてきたから人々はまた問題を起こすんじゃないかという目で見るのかもしれないが、実際にはそうはならない」

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