不振のハリルJに韓国メディアも低評価 「本田が攻撃スピードを低下」「交代策でバランス崩壊」

日本代表は27日、ウクライナ代表と国際親善試合を戦い、1-2で敗れた【写真:Getty Images】
日本代表は27日、ウクライナ代表と国際親善試合を戦い、1-2で敗れた【写真:Getty Images】

ウクライナ戦の敗因に言及 「日本の守備は完全に揺さぶられていた」

 日本代表は27日、ウクライナ代表と国際親善試合を戦い、1-2で敗れた。

 “仮想ポーランド”と見立てた試合とあって、韓国国内でも注目の一戦だった。韓国メディアはマリ戦に続き、ウクライナ戦でも攻め手を欠いた日本の苦しい現状を報じている。

 一般紙「中央日報」は「日本代表はマリ戦のスタメンから8人を変えて雰囲気を変えようとしたが、思うような結果にはならなかった」と伝えた。

 また、サッカー専門サイト「インターフットボール」は、「ウクライナの速い攻撃に日本の守備は完全に揺さぶられていた。特に植田直通と酒井高徳は、完全に相手の攻略対象となっていた」とし、スタメンに名を連ねたFW本田圭佑、トップ下に入ったMF柴崎岳についても言及した。

「本田と柴崎を入れた攻撃も、躍動しなかった。正確なパス回しは陰に隠れ、フィニッシュも正確性を欠いた。見せ場は前半41分の槙野智章のセットプレーからの得点と、後半37分に中島翔哉が見せたシュートくらいだった」

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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