“闘犬”ガットゥーゾ、技巧派新10番のフィジカルを称賛 「ここまで完璧な選手とは…」

本田の背負った10番を託されたチャルハノールが苦しむミランで徐々に本領発揮

 ACミランのトルコ代表MFハカン・チャルハノールは今季開幕前にレバークーゼンから加入し、FW本田圭佑(パチューカ)が背負った背番号10を託された。総額200億円以上を投じて選手11人を獲得する大補強を行ったチームへの適応に苦しんだが、“闘犬”ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は「私を驚かせた」「完璧な選手とは予期していなかった」と称賛している。クラブ公式サイトが報じた。

 現地時間10日に行われるセリエA第24節スパル戦の前日会見に出席したガットゥーゾ監督は、今季公式戦3得点7アシストと実力を発揮し始めたトルコ出身の“FKマスター”に対して称賛を惜しまなかった。

「私はハカンがここまで身体的な強さを持っているとは予想していなかった。私は彼に驚かされている。彼がここまで完璧な選手とは予想していなかった」

 ブンデス最強FKキッカーとして鳴らし、テクニック面で定評のあった司令塔だが、フィジカル的な強さを求めるガットゥーゾ監督のサッカーにも適応できているようだ。

 一時11位まで低迷したミランだが、現在は8位まで順位を戻している。ガットゥーゾ監督の愛弟子となったチャルハノールがさらなる才能を発揮すれば、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に近づくかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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