痛恨ドローでリーグ連覇絶望的 レアル主将ラモスが悲鳴「とんでもなく酷いことに…」

17敵地レバンテ戦、終盤に追いつかれて2-2ドロー 首位バルサとの勝ち点差18に開く

 レアル・マドリードは3日のリーグ第22節、敵地レバンテ戦で終盤に追いつかれて2-2ドローに終わった。バルセロナとの勝ち点は18と開いているが、主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは「我々はとんでもなく酷いことになっている」と悲鳴を上げている。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 前半11分、右CKプレーからヘディングで先制点を決めたラモス。二度リードを奪ったレアルだが、カウンターの脅威からいずれも追いつかれてしまった。

「我々はとんでもなく酷いことになっている。なぜなら、バルセロナからここまで離されることは異常だからだ。我々は試合を支配しながらも、あまりにも多い勝ち点を失っている」

 21試合消化時点で勝ち点は39。同じ試合数の首位バルセロナとの勝ち点差は18に開いた。この試合はボール支配率71.8%、シュート数も23対12とレバンテを圧倒したが、フィニッシュの精度を欠いた。すでに国王杯も敗退し、リーグ連覇は絶望的な状況になっている。

「これは我々にとって最悪の1年の一つだ。(UEFA)チャンピオンズリーグしか我々には残されていない。あの大会で何かを成し遂げる唯一の方法は団結することだ。我々は個人的なミスでチームを犠牲にしている」

 二冠達成の翌年に最悪なシーズンを過ごしているレアルは、状況を一変させるには前人未到のCL3連覇の偉業しかない。ラモスはパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ16強に向けて、白い巨人に団結を呼びかけていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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