長友移籍で途絶えた「日本人の系譜」 イタリア1部、19年半ぶり日本人選手不在に

セリエAから消えた日本人選手…最初は三浦知良、中田英寿から19年半続いた潮流

 日本代表DF長友佑都は、移籍市場の最終日となった現地時間1月31日にトルコの強豪ガラタサライに期限付き移籍することが発表された。これにより、約20年ぶりにイタリア1部リーグ(セリエA)で日本人選手が不在となる。

 セリエAでプレーした最初の日本人選手は、J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良だった。1994-95シーズンにジェノアで1シーズンプレーし、サンプドリアとのジェノバ・ダービーでのゴールが唯一の得点だった。その後、しばらくイタリアでプレーする選手がいなかったが、今でも語り継がれる司令塔がその扉を開いた。

  1998年のフランス・ワールドカップが終わると、元日本代表MF中田英寿がベルマーレ平塚(当時)からペルージャに移籍。開幕のユベントス戦で2ゴールを決める華々しいデビューを飾ると、ローマ移籍後はリーグ優勝も獲得した。

 その中田に続き、元日本代表MF名波浩、同MF中村俊輔といった左利きのテクニシャンたちもイタリアにプレーの場を移した。さらに、元日本代表FW柳沢敦、同FW大黒将志、同MF小笠原満男、同FW森本貴幸がイタリアに渡っていった。

 そうしたなかで、長友は2010年の夏にチェゼーナに移籍すると、半年後に名門インテルに加入。さらに2014年1月には日本代表FW本田圭佑がACミランに背番号「10」で加入し、名門クラブに日本人選手が名を連ねた。

 

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