イタリアの名GKブッフォンが抱く悔恨 「やり直したい瞬間」に挙げた2試合とは?

伊メディアのインタビューで明かす タイトル目前で完敗した二つの決勝を選出

 ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、その長いキャリアの中でやり直したい瞬間についてのインタビューに応じている。

 イタリア国営放送「RAI」による、人物の過去とストーリーを振り返る番組に登場したブッフォンは、「もし過去に戻れるならやり直したい瞬間」として二つのゲームを挙げた。それは、長年所属するユベントスとイタリア代表が、タイトルに迫りながら目前で逃した試合だった。

 まず挙げたのは、ユベントスの一員として戦った昨年5月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリードに1-4と完敗したゲームだった。そしてもう1試合は、イタリア代表として出場した2012年の欧州選手権(EURO)の決勝、スペイン代表に0-4と敗れたゲームだという。

 ブッフォンは「この2試合を挙げた理由は、キャリアの中でこの2試合だけが自分たちのクオリティーをピッチの上で示せなかったものだと思っているからだ。それはユベントス、イタリア代表のどちらもだね」と選出した理由を語っている。

 昨季CL決勝のレアル戦は、準決勝までの12試合でわずか1失点という鉄壁のディフェンスがレアルの攻撃を封じ込めることができるかが期待された一戦だった。しかし、カーディフでの一戦でユベントスはまさかの4失点。ブッフォンにとってキャリア初となるCLのタイトルへ向けて最大のチャンスと目されたゲームだったが、準々決勝の2試合でバルセロナを完封した組織力は影を潜めていた。

 

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