不振続くレアル、来季監督にドイツ代表レーブ浮上 「交渉開始」と現地メディア報道

不穏な空気が漂う“白い巨人” トットナムのポチェッティーノ監督の名前も挙がる

 昨季王者レアル・マドリードは、今季のリーグ戦で首位バルセロナと勝ち点16差の4位と苦しんでいる。10日に行われたスペイン国王杯5回戦では、本拠地での2部ヌマンシアとの第2戦に若手中心のメンバーで臨み2-2のドロー。2戦合計5-2で8強進出を果たしたものの、格下相手に強さを見せることができていない。

 波に乗れない昨季の二冠王者だが、ジネディーヌ・ジダン監督の後任としてドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督が来季就任する可能性が浮上したと、スペインのレアル・マドリード専門メディア「Soy Madridista」が報じている。

 記事によると、レアルはすでにレーブ監督と接触。「クラブは現在のドイツ代表の監督と交渉をスタートさせている。もしも、全てが結実すれば、彼はW杯終了直後にレアル・マドリードの監督になるだろう」と報じている。

 2020年までドイツ代表監督の契約を結ぶレーブ氏は、今夏のロシア・ワールドカップで連覇を目指すなか、大会後に“白い巨人”の指揮を執る流れになっているという。スペイン紙「スポルト」も、「レアル・マドリードはドイツ監督のヨアヒム・レーブと交渉中」とレポート。ドイツ名将のほか、トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も候補に挙がっていると報じている。

 ジダン監督は就任わずか2年でUEFAチャンピオンズリーグ優勝2回、リーガ・エスパニョーラ優勝1回、FIFAクラブワールドカップ優勝2回と数々のタイトルをチームにもたらしたが、もしも今季無冠に終わった場合は、解任の憂き目を見ることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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