流通経済大柏の10番菊地、惜敗の決勝に悔恨 大学進学でライバルとの切磋琢磨を誓う

前橋育英との決勝、「どうしよう」という状態に陥ったと明かす流通経済大柏MF菊地

 流通経済大柏(千葉)の中央に君臨した小柄な「10番」は、ピッチの中で「どうしよう」という状態に陥ってしまったと悔やんだ。8日の全国高校サッカー選手権決勝で前橋育英(群馬)と対戦した流通経済大柏は、守備的なゲームを進めるなかで試合終了間際に決勝ゴールを許して0-1と敗れた。

 160センチという体格ながら、大会3ゴールを挙げて夏の高校総体と併せた二冠を目指したチームの中心になってきたMF菊地泰智は、徐々に攻撃の手段が奪われていくことを感じていたという。

 ここまで大会無失点の流通経済大柏と1失点の前橋育英の対決だけにロースコアが予想された。そのなかで、攻撃の糸口となるヒントは準決勝の試合に見出していたという。しかし、徐々にその狙いは見つけられなくなっていった。

「前橋育英は3番(DF角田涼太郎)が前に出ると、5番(DF松田陸)が絞らないところがあるので、つり出してスペースを使うのが狙いでした。ただ、それがズレてしまって。やっていくうちに、『あれが無理か、じゃあこうしよう』とはなくて、『あれが無理か、じゃあどうしよう』となってしまった。大丈夫だと思える数が相手の方が多くなってしまったと思います」

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