メッシ、衝撃の“移籍金ゼロ”でバルサ退団の可能性も 新契約に特別条項と現地紙報道

昨年11月にバルサと契約更新、違約金はサッカー史上最高額の930億円に設定

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは昨年11月に2021年シーズンまでの契約延長に応じた。違約金は7億ユーロ(約930億円)というサッカー史上最高額に設定されているが、天才が移籍金ゼロでバルサを離れるという特別条項の存在が明らかになった。スペイン紙「エル・ムンド」が報じている。

 バルセロナの位置するカタルーニャ地方はスペイン政府から独立する可能性も浮上している。住民投票が行われ、スペイン軍が鎮圧に乗り出すなど大きな社会問題に発展するなか、カタルーニャが独立時にはバルサがリーガから離脱する可能性も囁かれてきた。その場合、アメリカMLSなど国外のリーグに帰属するというシナリオも報じられるが、カタルーニャ地方とバルサの命運を背負うメッシの契約条項が明らかになった。

 記事によると、メッシはカタルーニャ独立時、バルサがスペイン、フランス、イングランド、ドイツのいずれかのリーグに参加した場合にのみ残留するというのだ。その4大リーグに参加しない場合、930億円の違約金は発生せずに、メッシは移籍金ゼロで新天地に渡ることが可能になるという。

 バルサのカンテラ育ちのメッシだが、欧州のトップリーグでプレーしていたいという思いが存在するのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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