豪快ミドル連発の流経大柏“10番”菊地泰智 夏冬二冠へと突き動かす悔しさとは

大分西に3-0で快勝 鮮やかな2得点に本田監督も賛辞

 夏の高校総体王者である流通経済大柏(千葉)の“10番”は、2ゴールを奪いチームを全国高校サッカー選手権大会の初戦突破に導いた。

 2日にフクダ電子アリーナで行われた2回戦の大分西(大分)戦、3-0で勝利したゲームで流通経済大柏MF菊地泰智は、鮮やかなミドルシュートを連発した。その才能を最初に見せつけたのは、前半わずか3分。中盤で縦パスを受けると、振り向いてすぐに左足シュート。約30メートルの距離を切り裂いたボールはゴールネットに吸い込まれた。

 菊地は「ファーストタッチが決まって、打とうと思った時には打っていた感じです。ゴールも見ていなくて、流れのまま打ちました」と話す。大分西のGKも虚を突かれるような一連の動きで、緊張しがちな初戦でチームに安心感を与えた。

 さらに菊地は後半4分、ペナルティーエリアの右角付近から左足で巻きこむようなシュートを決めた。本人は「クロス兼シュートみたいな感じで、誰かが触れば入ると思って。それで、相手のGKもよく見えなかったと思う」と振り返った。その後も「ハットトリックを狙ってやろうとは少し思いました」とゴールを狙うプレーを見せた。

 流通経済大柏の本田裕一郎監督も、菊地に関しては賛辞を惜しまなかった。

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