ヘタフェ会長が日本代表FW獲得の噂に言及 「ストライカー探しは最優先事項ではない」

杉本獲得の動きが報じられるもトーレス会長は牽制 「監督の要望に応えたい」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)を半年後に控えた今冬の移籍市場で、にわかに注目が集まっているのは日本代表の主力に成長しつつあるMF井手口陽介(ガンバ大阪)とFW杉本健勇(セレッソ大阪)の去就だ。前者は英公共放送「BBC」でイングランド2部のリーズが獲得合意に達したと報じられる一方、杉本についてはヘタフェのクラブ会長が口を開いたという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 今シーズン、リーガ・エスパニョーラ1部に昇格したヘタフェは、MF柴崎岳をテネリフェから獲得。10番を背負った柴崎はリーガ第4節バルセロナ戦でスーパーボレーを叩き込むも、その試合で左足甲を骨折して長期離脱を強いられた。だがチームは順調に勝ち点を積み重ね、リーガ第15節終了時点で5勝5分5敗の7位。来季のUEFAヨーロッパリーグ出場圏内の6位ビジャレアルと勝ち点1差につける、大健闘を見せている。

 そんなヘタフェが、選手層をさらに充実させるために杉本の獲得を目指しているとの報道が出たが、現地時間12日にホセ・ボルダラス監督とアンヘル・トーレス会長、そして選手たちが地元の病院を訪問。その際に同会長が取材に答えている。中盤の選手について問われると「今年は残り2試合を終えようとしているが、強化のために真剣に取り組んでいる」と話した。それとともに問われたのが、杉本についてだ。同会長は以下のように答えている。

「我々は日々、新しい契約を結ぼうと心掛けている。ただしストライカーを探すことは最優先事項とはなっていなく、監督の要望に応えるようにしているよ」

 現時点ではファーストチョイスではないようだが、この答えは果たして本音か建前か――。1月の移籍市場は、目が離せないものとなりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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