柴崎が約3カ月ぶりの公式戦復帰! 乾は先発も途中交代、ピッチ上での直接対決ならず

リーガ史上初の日本人対決として注目されたエイバル戦で、ヘタフェの10番が帰還

 リーガ・エスパニョーラ第15節ヘタフェ対エイバルが現地時間9日に行われ、エイバルの日本代表MF乾貴士が先発出場、そしてヘタフェのMF柴崎岳が後半29分から途中出場した。

 キックオフ前には日の丸に「こんにちは日本!」と日本語で描かれるなど、日本歓迎ムードの中、センターサークル上に乾と柴崎が並び、キックオフセレモニーにはフィギュアスケートの名選手として知られるハビエル・エルナンデスが登場するなど、異例のムードの中でキックオフされた。

 キックオフを迎えると、乾はいつも通り左サイド2列目のポジションに入った。前半34分には右サイドからのクロスをセルジ・エンリクが頭で流したところ、乾が走り込んで果敢にボレーシュートを放つなど、積極的に攻撃に絡もうと試みた。

 0-0のまま迎えた後半、7分にペナルティーエリア内に侵入したセルジ・エンリキがヘタフェのMFキケ・ガルシアが倒してPKを獲得。しかしキッカーのジョルダンが大きく枠上に外し、エイバルは絶好の先制チャンスを生かせなかった。乾はイエローカードを受けたこともあり、同17分に交代を命じられる。これにより日本人直接対決は実現とはならなかった。

 攻撃にアクセントを加えたいヘタフェは、同28分にポルティージョに代えて柴崎を投入。スタジアムから万雷の拍手が鳴り響く。柴崎にとってはリーガ第4節、初ゴールを叩き込んだバルセロナ戦で左足甲を骨折して以来、約3カ月ぶりの公式戦復帰となった。乾との直接対決とはならなかったものの、勝負どころでの投入によってチームでの信頼の高さを感じさせた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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