柏の万能戦士・中山雄太がベストヤングプレーヤー受賞 「選ばれた時はびっくりした」

柏の若き“3Nトリオ”の一角として4位躍進を演出 U-20W杯出場など飛躍の一年に

 2017Jリーグアウォーズが5日に行われ、最優秀若手選手にあたる「ベストヤングプレーヤー賞」は柏レイソルのDF中山雄太が受賞した。

 中山は2016年に下平隆宏監督の下で主力に抜擢。リーグ戦26試合に出場した自信を胸に今季に挑むと、日本代表GK中村航輔、センターバックで相棒を組むDF中谷進之介との若き“3Nトリオ”で柏の4位躍進を支えた。

 センターバックとしてオールラウンドな能力を持つ中山。8月5日に行われた第20節ヴィッセル神戸戦では加入間もない元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを封殺しつつ、自らは鮮やかなミドルシュートを叩き込むなど、潜在能力を発揮した今季はリーグ戦30試合に出場した。また5月から6月にかけて行われたU-20ワールドカップ(W杯)でも主力としてプレー。チームを決勝トーナメント進出に導き、飛躍の一年となった。

 同じくU-20W杯に出場し、E-1選手権で代表初招集されたDF初瀬亮(G大阪)、優勝を飾った川崎のMF三好康児らを抑えての選出。柏からの選出は2011年の酒井宏樹(マルセイユ)以来2人目だ。井手口陽介(G大阪)、柴崎岳(鹿島→現ヘタフェ)、浅野拓磨(広島→現シュツットガルト)ら現役日本代表でも主力として期待される面々が受け取った映えある賞に、中山も名を連ねることになった。

 中山は壇上で「非常に光栄ですし、嬉しいです。僕自身でなく、応援してくれたサポーターやチームメイトの力があってこそなので、感謝したいです。選ばれた時にはびっくりしたので、嬉しいの一言です」とコメント。2020年の東京五輪に向けて、「まずは選ばれるように頑張りますし、選ばれたら皆さんに感動を届けられるように頑張りたいと思います」と活躍を誓った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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